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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association


年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。

Vol.18 (2012)〜 Vol.17 (2011) Vol.16 (2010) Vol.15 (2009)
Vol.14 (2008) Vol.13 (2007) Vol.12 (2006) Vol.11 (2005)
Vol.10 (2004) Vol.9 (2003) Vol.8 (2002) Vol.7 (2001)
Vol.6 (2000) Vol.5 (1999) Vol.4 (1998) Vol.3 (1997)
Vol.2 (1996) Vol.1 (1995)

Vol. 11, 2005 /
●原著
冠血流予備能と部分冠血流予備量比の乖離現象と冠微小循環障害の関係
寺本 智彦,田中 信大,小堀 裕一,高沢 謙二,山科  章
東京医科大学第二内科

【目的】冠血流予備能(CFR)と部分冠血流予備量比(FFR)の乖離現象の指標であるFFR/CFR比と冠微小循環障害の指標である速度由来微小血管抵抗係数(h-MRv)の関係を検討すること.【対象】PCI後良好な拡張が得られFFR 0.75以上で終了した46症例46病変(AP群:26例,AMI群:5 例,OMI群:15例).【方法】PCI後に計測したCFR,FFRよりFFR/CFR比を算出,また最大充血時の平均遠位圧を平均最大血流速で除して得られるh-MRvを算出し,比較検討した.【結果】CFRはAP群に比してAMI群で有意に低く(p < 0.005),FFR/CFR比はOMI,AMI群で有意に高かった(p < 0.05).PCIの影響による平均最大血流速高値例を除くとFFR/CFR比とh-MRvの間に有意な相関関係を認めた(r = 0.6,p < 0.001).【結語】FFR/CFR比は冠微小循環抵抗を反映する.
全文PDF

Keyword: FFR, CFR, coronary circulation
 
 
Teramoto T, Tanaka N, Kobori Y, Takazawa K, and Yamashina A: Relationship between microvascular dysfunction and the disparity of coronary flow reserve and fractional flow reserve
J Jpn Coron Assoc 2005; 11: 11-14
2004年10月13日受付,2005年2月3日受理

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