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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 11, 2005 / |
●原著 |
Off-pump冠状動脈バイパス術(OPCAB)で6枝以上のバイパスを行った症例の検討 |
田畑美弥子,新浪 博,須田 優司,佐々木章史,山本 真人,浅野 竜太,池田 昌弘,竹内 靖夫 |
東京女子医科大学附属第二病院心臓血管外科 |
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Off-pump冠状動脈バイパス術(OPCAB)の普及は目覚ましく,本邦でも冠状動脈バイパス術(CABG)症例の3割以上がOPCABとなっている.その反面conventional CABGと比較してバイパス枝数が少ないという批判もある.そこで6枝以上のバイパスを行った症例について検討した.2002年1月より2003年10月までに10例に6枝以上のバイパスを行った.7例はin situ三本動脈グラフト(両側内胸動脈+右胃大網動脈)のみで行った.In situ動脈グラフトはすべてHarmonic Scalpelを用いたskeletonization法で採取した.心臓の後側壁および下壁の展開にはStarfishを用いた.術後造影を90%に行い開存率は96.36 %であった.グラフト採取の工夫,十分な視野展開および静止野の獲得により,OPCABにおいても多枝バイパスは安全に行うことが可能であり,遠隔期成績向上のためin situ動脈グラフトを多用化することも可能であった. |
全文PDF |
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Keyword: FOPCAB, multi vessel coronary disease, in situ arterial graft |
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Tabata M, Niinami H, Suda Y, Sasaki A, Yamamoto M, Asano R, Ikeda M, and Takeuchi Y: Early angiographic results of multi vessel off-pump coronary artery bypass grafting
J Jpn Coron Assoc 2005; 11: 65-68 |
2004年6月18日受付,2004年6月30日受理 |
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