|
|
日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
|
年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
|
|
Vol. 11, 2005 / |
●症例 |
Mobile atheromaが術中に発見され,術式変更を要した冠動脈バイパス手術の1例 |
森 秀暁1 ,望月 吉彦,山田 靖之,枝 州浩,井上 有方,三好新一郎 |
獨協医科大学胸部外科
1現 和歌山県立医科大学第1外科 |
|
症例は52歳,女性.維持血液透析症例.不安定狭心症の診断で,2003年11月準緊急冠動脈バイパス手術を施行した.術前のCTで上行大動脈の石灰化,大動脈造影で左鎖骨下動脈起始部閉塞を認めたため,大伏在静脈グラフトを用いたoff-pump bypassを予定し手術を開始した.術中のepiaortic echoで上行大動脈内にmobile atheromaを認めたため,大動脈遮断,心停止下にmobile atheroma切除と冠動脈バイパス術を施行し,術後経過は良好であった.本例では術前の経胸壁エコーではmobile atheromaは発見できなかった.上行大動脈の動脈硬化性病変を有する手術症例に対し,epiaortic echoは術式を決定する上で周術期の脳塞栓症およびatheroma塞栓症の発生予防に有用性が高いと考えられた. |
全文PDF |
|
Keyword: Fcoronary artery bypass grafting, mobile atheroma, hemodialysis |
|
|
Mori H, Mochizuki Y, Yamada Y, Eda K, Inoue Y, and Miyoshi S: A case of the coronary artery bypass that change of an operative method was needed for by intraoperative detecting of mobile atheroma
J Jpn Coron Assoc 2005; 11: 106-109 |
2004年12月14日受付,2005年3月14日受理 |
|
≪ Vol.18以降〜最新号 ≪ Vol.11 目次へ ≪ サイトTOPページへ |
|
|