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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 11, 2005 / |
●原著 |
低心機能虚血性心疾患に対する外科治療 |
仁科 健,大野 暢久,金光ひでお,小山 忠明,榊原 裕,根本慎太郎,池田 義,米田 正始 |
京都大学病院心臓血管外科 |
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【目的】低心機能虚血性心疾患は増加しており,その治療法として心拍動下冠動脈バイパス術(OPCAB)や左室形成術(LVR)の有用性が報告されている.当科での戦略を検討した.【対象と方法】過去6 年間に当院で施行された冠動脈バイパス術(CABG)で,低心機能症例57 例を対象とした.人工心肺がリスクである症例に対してOPCAB を適応とし,虚血性心筋症(ICM)に対してはLVR を施行した.【結果】OPCAB 群19 例でCABG 群は8 例であり,平均年齢,バイパス数に有意差はなかった.術前のEuroSCORE では有意にOPCAB群はハイリスクであった.LVRは心エコーにて左室拡張末期径の有意な縮小があり(P< 0.01),駆出分画,NYHA は有意な改善があった(P< 0.01).病院死亡5 例中,緊急症例が4/5 例と高率であった.【結語】低心機能のICM に対する血行再建法はOPCAB が有用で,ICM に対するLVR と僧帽弁輪縫縮術が心機能とqualityを改善する. |
全文PDF |
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Keyword: FCABG, ischemic heart disease, ICM, LVR |
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Nishina T, Ohno N, Kanemitsu H, Koyama T, Sakakibara Y, Nemoto S, Ikeda T, and Komeda M: Surgical treatment for ischemic heart disease with low left ventricular function
J Jpn Coron Assoc 2005; 11: 116-119 |
2005年6月3日受付,2005年8月3日受理 |
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