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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 12, 2006 / |
●原著 |
冠動脈バイパス術中におけるITA,RGEA グラフト断端圧の比較検討 |
三坂 昌温,飯田 泰功,内村 智生,伊藤 茂樹,清水 剛,石丸 新 |
東京医科大学外科学第二講座 |
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冠動脈バイパス術(CABG)においてin situ 動脈グラフトとしての右胃大網動脈(RGEA)は,内胸動脈(ITA)に比べ開存率が劣るとの報告がある.今回,ITA とRGEA の断端圧を同時測定し,RGEA のグラフトとしての血液供給能について検討した.2001 年11 月より2004 年3 月の間にITA とRGEA をin situ 動脈グラフトとして使用したCABG 37 例(off-pump CABG:29 例,平均年齢66.0 ± 9.3 歳,平均バイパス本数:3.5 ± 0.9 本)を対象とした.ITA,RGEA および体血圧(橈骨動脈圧)を術中に同時測定した. 平均断端圧はITA の方がRGEAより4.3 ± 7 mmHg 高く,各グラフトの断端圧および断端圧 / 体血圧比の比較では,RGEA 断端圧がITA に比し有意(p = 0.05)に低値を示した.このことが,RGEA がflow competition を引き起こしやすい要因のひとつと考えられる. |
全文PDF |
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Keyword: Foff-pump CABG, in situ arterial graft, stump pressure |
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Misaka M, Iida Y,Uchimura N, Ito S, Shimizu T, and Ishimaru S: Measurement of stump pressure of ITA and GEA grafts during off-pump coronary artery bypass
J Jpn Coron Assoc 2006; 12: 29-32 |
2005年7月4日受付,2005年11月10日受理 |
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