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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 12, 2006 / |
●症例 |
高齢者(80 歳以上)冠動脈バイパス術の検討 |
阪越 信雄 |
河内総合病院心臓センター外科 |
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80歳以上の高齢者に対する冠動脈バイパス術(CABG)10例について検討した.左主幹部病変 5 例,三枝病変 3 例,二枝病変 2 例.緊急・準緊急手術は 6 例.全例体外循環非使用冠動脈バイパス術(OPCAB)を目指した.吻合枝数は平均1.4本.左内胸動脈―左前下行枝吻合が中心で, 大動脈―大伏在静脈吻合には自動吻合器を使用した.OPCAB完遂例の平均手術時間は238分.術後合併症は心筋梗塞 1 例,腎不全 3 例,再挿管 2 例.術後脳梗塞を 2 例に認めた.1 例は経口摂取が始まった術後 7 日目に,1 例はリハビリ中の術後 2 カ月目に発生した.脳梗塞を合併した2 例が死亡し, 他の 1 例は術前からの認知症が重症化した.残る 7 例は元気に退院した.80歳以上の高齢者CABGは緊急・準緊急手術が多く,不完全血行再建が多い.多くの症例は元気に退院できたが,認知症の重症化や術後回復期に新たに発生する脳梗塞などが問題であった. |
全文PDF |
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Keyword: Fcoronary artery bypass grafting, octogenarians, off-pump bypass, neurological complications |
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Sakagoshi N: Coronary artery bypass grafting in patients over 80 years
J Jpn Coron Assoc 2006; 12: 33-35 |
2005年7月4日受付,2005年11月10日受理 |
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