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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association


年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。

Vol.18 (2012)〜 Vol.17 (2011) Vol.16 (2010) Vol.15 (2009)
Vol.14 (2008) Vol.13 (2007) Vol.12 (2006) Vol.11 (2005)
Vol.10 (2004) Vol.9 (2003) Vol.8 (2002) Vol.7 (2001)
Vol.6 (2000) Vol.5 (1999) Vol.4 (1998) Vol.3 (1997)
Vol.2 (1996) Vol.1 (1995)

Vol. 12, 2006 /
●原著
早期再灌流に成功した急性前壁心筋梗塞における慢性期左室機能の予測:
急性期心筋シンチグラフィを用いて
村本 明彦1, 2,水野 清雄1,大里 和雄1,村上 達明1,守内 郁夫1
嶋田 佳文1,三澤 克史1,小門 宏全1,中島 啓介1, 2,清水 賢巳2
1 福井循環器病院循環器内科
2 金沢大学大学院医学系研究科血管分子遺伝学

急性心筋梗塞では99mTc-tetrofosmin(TF)心筋シンチグラフィの逆再分布現象や,TFと123I-BMIPP(BMIPP)心筋シンチグラフィの乖離が観察され,これらはviableな心筋を示すものと推測されている.そこで,急性心筋梗塞例における各種心筋シンチグラフィ指標が慢性期の左室機能(global LVEF)を予測しうるか検討した.対象は早期再灌流に成功した左前下行枝を責任病変とする急性心筋梗塞50 例で,発症2 週間以内にTF(早期像,後期像)とBMIPP心筋シンチグラフィを施行した.また,再灌流前と6 カ月以降の慢性期の2 回,左室造影を行い左室駆出率を算出した.結果は,TF 後期像とBMIPP 像との間には極めて良好な相関が得られた.慢性期の左室駆出率はTF 早期像のみが有意な予測因子であった.TF の逆再分布現象およびTF とBMIPP の乖離から,左室機能の改善を予測することはできなかった.
全文PDF

Keyword: Fmyocardial infarction, myocardial stunning, Tc-99m-tetrofosmin, 15-(4-iodophenyl)-3-methylpentadecanoic acid
 
Muramoto A, Mizuno S, Ohsato K, Murakami T, Moriuchi I, Shimada Y, Misawa K, Kokado H, Nakashima K, and Shimizu M: Prediction of chronic left ventricular function using tetrofosmin and BMIPP myocardial scintigraphies in acute anterior myocardial infarction with emergent coronary revascularization
J Jpn Coron Assoc 2006; 12: 106-109
2005年9月20日受付,2006年2月10日受理

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