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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association


年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。

Vol.18 (2012)〜 Vol.17 (2011) Vol.16 (2010) Vol.15 (2009)
Vol.14 (2008) Vol.13 (2007) Vol.12 (2006) Vol.11 (2005)
Vol.10 (2004) Vol.9 (2003) Vol.8 (2002) Vol.7 (2001)
Vol.6 (2000) Vol.5 (1999) Vol.4 (1998) Vol.3 (1997)
Vol.2 (1996) Vol.1 (1995)

Vol. 12, 2006 /
●原著
冠動脈狭窄部貫通用カテーテルTornusの慢性完全閉塞病変に対する初期成績
武藤  誠1,石川 哲也1,阪本 宏志1,岡田 尚之1,鶴崎 哲士1,太田 正人1
東谷 迪昭1,山口 淳一1,佐藤 高栄1,遠田 賢治1,布田 有司1,今井 嘉門1
堀江 俊伸1,小野田 学2,芝田 貴裕2,望月 正武2
1 埼玉県立循環器・呼吸器病センター循環器科
2 東京慈恵会医科大学循環器内科

慢性完全閉塞病変(chronic total occlusion; CTO)に対するPCI (percutaneous coronary intervention)において,ガイドワイヤー(ワイヤー)通過後に閉塞部位の貫通断面積を拡大させて,拡張器具不通過を減少させてステント留置を可能にすることは重要な課題である.われわれは,ワイヤーがCTO を通過した直後に従来のような小径バルーン(従来群)を用いるのではなく,第一選択として冠動脈狭窄部貫通用カテーテルTornus を用いることによってTornus のCTO に対する貫通性と,それに引き続くPCI の成功率などの初期成績(Tornus 群)を検討した.2004 年4 月から2005 年7 月までにCTO に対するPCI を95 症例105 病変行った.ワイヤー不通過によるPCI 不成功は30 病変(28.6%)であった.従来群のPCI 成功率は31 病変中29 病変(93.5%)であった.Tornus 群41 症例44 病変では,Tornus は36 病変で通過し(device success 率81.8%),引き続いてバルーンカテーテルは全例で通過した.PCI 成功率は42 病変(95.5%)であり,両群で有意差を認めなかった.全行程でTornus による合併症は認めなかった.以上より,貫通用カテーテルTornus はCTO のPCI において拡張器具不通過の問題を克服する有効なデバイスであり,ワイヤー通過後のPCI 成功率も従来の方法に遜色ない初期成績であった.
全文PDF

Keyword: Fpercutaneous coronary intervention, chronic total occlusion, Tornus
 
Muto M, Ishikawa T, Sakamoto H, Okada H, Tsurusaki T, Oota M, Higashitani M, Yamaguchi J, Sato T, Enta K, Fuda Y, Imai K, Horie T, Onoda S, Shibata T, and Mochizuki S: Feasibility of the novel penetrating microcatheter “Tornus” for a chronic total occlusion
J Jpn Coron Assoc 2006; 12: 110-114
2005年10月31日受付,2006年2月20日受理

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