日本冠疾患学会／学会雑誌Vol.13 (2007)

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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association

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Vol. 13, 2007 /

●原著

OPCAB 術中の体温保持を目的とした特殊保温ドレープの臨床応用

岩渕　美加1，荒井　裕国2，大洞すみ子1，小林　清子1，波田野江里子1，橋本　素乃1，

	                        大井　啓司2，伊藤　聡彦2，染谷　　毅2，田中　啓之2，田中　直文1

東京医科歯科大学医学部付属病院1 手術部，2 心肺機能外科

OPCAB の術中低体温防止を目的とした保温ドレープを開発し，臨床応用した．保温ドレープのみを使用した群，通常ドレープを使用し，温風式加温装置を併用した群，通常ドレープのみを使用した群の3 群に分け，体温の推移を比較検討した．その結果，保温ドレープは3 群間で最も術中低体温を招きにくく，簡易で有効な術中体温保温法であることが明らかになった．また，コストダウンにもつながり，OPCAB 手術のさらなる手術侵襲の軽減に貢献するデバイスであると考えられた．

全文PDF

Keyword： OPCAB, prevention of intra operative hypothermia, thermal insulating surgical drape

Iwabuchi M, Arai H, Oubora S, Kobayasi S, Hatano E, Hashimoto S, Oi K, Ito F, Someya T, Tanaka H, and Tanaka N: Clinical application of an innovative special thermal insulating surgical drape for prevention of intraoperative hypothermia in OPCAB.

J Jpn Coron Assoc 2007; 13: 205-209

2007年2月7日受付，2007年6月21日受理

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