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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 14, 2008 / |
●原著 |
冠状動静脈瘻9 例の検討 |
相澤 啓,齊藤 力,小西 宏明,三澤 吉雄 |
自治医科大学外科学講座心臓血管外科部門 |
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1978 年から2006 年の間に当院で経験した冠状動静脈瘻は9 例で,平均年齢44.7 歳,男女比2:7 であった.有症状症例は3 例であった.3 例で心房中隔欠損症の合併を認め,1 例は虚血性の心電図変化を認めた.冠状動静脈瘻単独でシャント率が30%を越えるものは2 例であった.5 例に瘻血管の瘤化が見られた.手術は全例人工心肺使用,心停止下にて施行した.瘻血管結紮を行った症例は7 例で2 例は瘻血管の同定が不可能であった.4 例は主肺動脈を切開し内腔より瘻血管を閉鎖した.瘻血管瘤切除を5 例,心房中隔欠損閉鎖を3 例,冠動脈結紮+瘻血管瘤切除,瘻血管起始部および開口部閉鎖+冠動脈バイパス術を1 例,冠動脈および瘻血管起始部の結紮+瘻血管開口部パッチ閉鎖+冠動脈バイパス術を1 例,動脈硬化性冠動脈狭窄による狭心症に対する冠動脈バイパス術を1 例,三尖弁輪形成術を1 例にそれぞれ併施した. |
全文PDF |
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Keyword: coronary artery fistula, operative indication, pulmonary arteriotomy, ligation |
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Aizawa K, Saitou T, Konishi H, and Misawa Y: Coronary artery fistula: report of 9 cases.
J Jpn Coron Assoc 2008; 14: 25-29 |
2007年5月21日受付,2007年8月20日受理 |
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