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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 14, 2008 / |
●原著 |
高齢者急性心筋梗塞に対する遅延侵襲的治療は院内予後と慢性期の左心機能を改善する |
牧 尚孝,軽部 裕也,石田 純一,猿原 大和,内田 文,木島 豪,
武田 和大,桑島 巖,原田 和昌 |
東京都老人医療センター循環器科 |
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高齢者ST上昇型急性心筋梗塞(STEMI)に対する遅延侵襲的治療(6〜24 時間)により,院内予後と慢性期の左心機能が改善するか否かを明らかにする.STEMIで入院した連続112 人(平均74.9 歳)の患者に対して,発症 24 時間以内であれば緊急PCIを行った.これらの患者を早期侵襲的治療群(6 時間以内),遅延侵襲的治療群(6〜24 時間),保存的治療群とに分け,後ろ向きに比較検討した.遅延侵襲的治療は保存的治療と比較して,院内死亡率,MACEの発症率を有意に減少させ,入院期間を短縮した.また,遅延侵襲的治療群において慢性期の左心機能は有意に改善した.院内MACEに影響する因子は急性期EFで,入院期間に対してはBNP値であった.一方,慢性期左心機能の改善に関与する因子は,糖尿病の既往であった.高齢者STEMI症例において,発症24 時間以内の遅延侵襲的治療は短期,長期予後を改善した. |
全文PDF |
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Keyword: late reperfusion, elderly, PCI, ST-elevation-myocardial infarction |
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Maki H, Karube Y, Ishida J, Saruhara H, Uchida F, Kijima G, Takeda K, Kuwajima I, and Harada K: Late reperfusion with percutaneous coronary intervention improves both short-term clinical outcome and long-term left ventricular function in the elderly patients with acute myocardial infarction.
J Jpn Coron Assoc 2008; 14: 105-109 |
2007年7月19日受付,2007年12月29日受理 |
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