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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 14, 2008 / |
●原著 |
ロボット支援下両側内胸動脈剥離術 |
石川 紀彦1,渡邊 剛2,富田 重之2 |
1 金沢大学医学部地域医療学講座
2 金沢大学医学部心肺・総合外科 |
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2005年12月からの1年間に経験した 4例のロボット支援下両側内胸動脈剥離術を対象とした.全例予定手術,年齢は平均64.0±8.2歳,全例男性であった.約30度の右半側臥位とし,3ポートにてda Vinci Surgical System(Intuitive Surgical社,米国)を導入した.右—左の順で内胸動脈を剥離した後,右内胸動脈を橈骨動脈で延長してOPCABおよびMIDCABを施行した.内胸動脈剥離時間は右側/左側:46.3/32.0 分,剥離した内胸動脈の長さは右側/左側:11.5/17.0 cmであった.冠血行再建は胸骨正中切開によるOPCAB 1 例,MIDCAB 3例で,術中,術後の合併症はなく,早期グラフト開存率は100%であった.この術式は正中切開を回避でき動脈グラフトのみによる多枝MIDCABを可能にする低侵襲な術式と考えられる. |
全文PDF |
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Keyword: robotics, internal thoracic artery, minimally invasive surgical procedures |
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Ishikawa N, Watanabe G, and Tomita S: Robot assisted bilateral internal thoracic artery harvesting.
J Jpn Coron Assoc 2008; 14: 110-113 |
2007年6月29日受付,2008年3月3日受理 |
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