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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 14, 2008 / |
●症例報告 |
「病いの語り」の看護的意味—冠動脈バイパス術を受けた患者 1 事例について— |
深谷志通子1,大澤千恵子2,斎藤ユキ子3,村島さい子4 |
1 聖隷クリストファー大学看護学部
2 山梨大学大学院
3 深谷大里看護専門学校
4 前福岡県立大学看護学部 |
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冠動脈バイパス術を受けた患者(A氏)1 事例を対象に,「病いの語り」の看護的意味を探った結果,«治療に関する出来事»«心と身体の経験»«経験への影響要因»«語りから生まれたこと»«聴く者のありよう»«語る者と聴く者»という 6 カテゴリーが生成された.それは,生活習慣を変えられないというA氏の苦悩が,«聴く者»との共同行為のなかで“外在化”され,医療者の健康教育のあり方へと変化していったことを示唆するものであった.看護師が「病いの語り」を聴くことは,患者の体験世界を感じとり,看護援助の方向性を見出す可能性を秘めているという意味において,看護的に意義のある取組みであるということが考察された.研究者は,「病いの語り」を聴くことで,看護師としての自らの行為と態度を見つめ直すこととなった. |
全文PDF |
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Keyword: illness narratives, nursing, patient, coronary artery bypass grafting surgeries, narrative approaches |
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Fukaya S, Osawa C, Saito Y, and Murashima S: Nursing aspect of the illness narratives: case study of a patient undergoing CABG procedures.
J Jpn Coron Assoc 2008; 14: 118-124 |
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