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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association


年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。

Vol.18 (2012)〜 Vol.17 (2011) Vol.16 (2010) Vol.15 (2009)
Vol.14 (2008) Vol.13 (2007) Vol.12 (2006) Vol.11 (2005)
Vol.10 (2004) Vol.9 (2003) Vol.8 (2002) Vol.7 (2001)
Vol.6 (2000) Vol.5 (1999) Vol.4 (1998) Vol.3 (1997)
Vol.2 (1996) Vol.1 (1995)

Vol. 14, 2008 /
●原著
開存グラフトを有する症例における再冠動脈バイパス術
岩橋 英彦,田代  忠,森重 徳継,林田 好生,竹内 一馬,
伊藤 信久,西見  優,桑原  豪,助弘 雄太
福岡大学医学部心臓血管外科

1994.4〜2007.12における当科での再冠動脈バイパス術(Re-CABG)施行例は 19例で,開存グラフトを有するものは 10例だった.Re-CABGまでに PCI施行例は 7例認めた.緊急手術は 3例だった.正中切開 7例,左開胸 2例,腹部正中切開 1例だった.OPCAB症例は 5例.手術時間:5.8時間,バイパス数:1.6枝,SVG使用:0.6枝,RITA使用: 0.2枝,RA使用: 0.7枝,GEA使用: 0.4枝であり,中枢吻合は 0.8カ所で,下行大動脈の中枢吻合が 2例あった .既存グラフトを損傷した例はなかった .出血量は 316.9 ml,5例に輸血を要した. IABP使用は 1例で,人工呼吸時間:12.2時間,ICU滞在:4日だった.術後合併症は PMI:1例,呼吸不全: 2例で,死亡例はなかった. Re-CABGは難渋する手術であるが,左開胸到達法や正中切開でも超音波メスなどの使用により,安全に行えるようになった.グラフト選択も,多種の中枢吻合の器機により,安全に手術できるようになりつつある.
全文PDF

Keyword: re-CABG, OPCAB, on-pump CABG, bypass graft
 
Iwahashi H, Tashiro T, Morishige N, Hayashida Y, Takeuchi K, Ito N, Nishimi M, Kuwahara G, and Sukehiro Y: Redo-coronary artery bypass grafting for the patent bypass graft
J Jpn Coron Assoc 2008; 14: 217-220
2007年12月7日受付,2008年6月2日受理

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