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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association


年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。

Vol.18 (2012)〜 Vol.17 (2011) Vol.16 (2010) Vol.15 (2009)
Vol.14 (2008) Vol.13 (2007) Vol.12 (2006) Vol.11 (2005)
Vol.10 (2004) Vol.9 (2003) Vol.8 (2002) Vol.7 (2001)
Vol.6 (2000) Vol.5 (1999) Vol.4 (1998) Vol.3 (1997)
Vol.2 (1996) Vol.1 (1995)

Vol. 14, 2008 /
●症例報告
冠動脈造影 CTにて血栓の完全消失を確認した非アテローム性心筋梗塞の一例
山本 崇之,金村 則良,橋本 踏青,松本 正弥,青山  豊,
石川 清猛,小椋 康弘,鈴木 博彦,井上 夏夫,立松  康,
七里  守,吉田 幸彦,三輪田 悟,平山 治雄
名古屋第二赤十字病院循環器センター内科

症例は 44歳,男性.2006年 8月 18日急性下壁心筋梗塞を発症.緊急で行った冠動脈造影では右冠動脈入口部に血栓像を認めるものの,血管内超音波では冠動脈に動脈硬化性病変は認められなかった.塞栓症による心筋梗塞と診断し血栓吸引等を試みるも右冠動脈入口部から大動脈にかけて巨大血栓が残存.末梢塞栓の発生を考慮して以後の手技を終了し,大動脈内バルーンパンピングを挿入のうえヘパリンとワーファリンによる抗凝固療法を開始した.巨大血栓の追跡手段として,冠動脈造影は血栓を遊離させ脳梗塞を含めた末梢塞栓を引き起こす可能性が危惧されたため,冠動脈 CT(以下 CTCA)にてフォローアップを行った.CTCAにて第 4病日には血栓は残存していたものの,第 11病日には血栓の完全消失を確認した.
全文PDF

Keyword: coronary embolism, myocardial infarction, computed tomography coronary angiography, thrombectomy
 
Yamamoto T, Kanemura N, Hashimoto T, Matsumoto M, Aoyama Y, Ishikawa K, Ogura Y, Suzuki H, Inoue N, Tatematsu Y, Nanasato M, Yoshida Y, Miwata S, and Hirayama H: A rare case of recurrent nonatherogenic myocardial infarction that we could confirm the thrombus at the ostium of right coronary artery diminishing on computed tomography coronary angiography
J Jpn Coron Assoc 2008; 14: 221-225
2008年1月22日受付,2008年4月24日受理

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