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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 15, 2009 / |
●症例報告 |
Palmaz-Schatzステント挿入後11年の経過で2度,遅発性再狭窄を来した1例 |
荒木 正,板谷 英毅,山本 雅人,出川 敏行 |
せんぽ東京高輪病院循環器センター |
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症例は62歳,男性.1996年3月に狭心症のためにLAD#6 にPalmaz-Schatzステントを挿入し,6カ月後の確認造影でも明らかな再狭窄はなく以後外来通院していた.2001年12月に胸部不快感があり冠動脈造影検査(coronary angiography; CAG)を試行したところ,LAD#6 ステント近位部に75%の再狭窄を認め,perfusion balloon 3.75 mmにて良好な拡張を得て終了した.2007年3月に再度,胸部不快感がありCAGを施行したところステント遠位部に75%の再狭窄がありsafe cut 3.0 mmにて拡張し終了した.11年の経過で遅発性再狭窄を2度繰り返したが,2度目の治療の際の冠動脈血管内超音波(intravascular ultrasound; IVUS)では内膜のエコー輝度は亢進しており,ステント内再狭窄の原因は新生内膜の増殖というよりステントを被覆する内膜に新たに動脈硬化病変を生じた可能性が疑われた. |
全文PDF |
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Keyword: angina pectoris, stent, coronary restenosis, percutaneous coronary intervention(PCI), intravascular ultrasound(IVUS) |
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Araki T, Itaya H, Yamamoto M, and Degawa T: A case report of twice late restenosis in the passage for 11 years after Palmaz-Schatz stent implantation.
J Jpn Coron Assoc 2009; 15: 22-26 |
2008年5月12日受付,2008年10月15日受理 |
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