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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 15, 2009 / |
●原著 |
第一選択としてのon-pump CABGの妥当性 |
深田 睦,小西 敏雄,古川 浩 |
横浜労災病院心臓血管外科 |
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【目的】当施設では人工心肺非使用心拍動下CABG(OPCAB)導入後も人工心肺使用心停止下CABG(on-pump CABG)を第一選択としてきた.今回,術式選択方針を示し術後成績を集計検証した.【対象】1998年1月から2006年9月までの単独CABG 338症例を対象とした.On-pump CABG(C群)を基本に,1年以内の脳梗塞の既往あるいは脳循環の主幹動脈における70%以上の狭窄や閉塞を認める例,または閉塞性肺機能障害合併例にOPCAB(O群)を原則選択した.【結果】O群は44例で,C群は294例で施行された.全CABGの病院死亡率は2.7%も,待機手術では0.97%に留まり,うちO群2.4%(1例),C群0.7%(2例)であった(緊急手術ではC群の6例死亡).術後脳梗塞はO群に認めず,C群に2例(0.6%)合併した.術後呼吸不全はO群に6.8%,C群に2.0%認めたが,その他合併症は低率に留まった.【結語】死亡率,合併症発生頻度から現在の術式選択方針は妥当である. |
全文PDF |
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Keyword: coronary artery bypass grafting, on-pump bypass, off-pump bypass, postoperative complications |
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Fukata M, Konishi T, and Furukawa H: Validity of the on-pump coronary artery bypass grafting for the first choice.
J Jpn Coron Assoc 2009; 15: 214-218 |
2007年7月21日受付,2009年8月25日受理 |
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