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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 16, 2010 / |
●原著 |
急性冠症候群に対するシロリムス溶出性ステントの長期成績 |
野本 和幹1,立花 栄三1,長尾 建2,平山 篤志3 |
1 川口市立医療センター循環器科
2 駿河台日本大学病院循環器科
3 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門 |
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【目的】緊急PCIでDES留置を行ったACS患者の長期成績を検討すること.【方法】対象は緊急PCIを施行したACS患者,連続168例(SES 85例,BMS 83例)とし,8カ月後,2年後の心血管イベントについて検討した.【結果】使用したステントサイズはSES群で有意に小さく,ステント長は有意に長かった.8カ月後のTLRはSES群で有意に少なく(6.3% vs 16.9%: P<0.05),MACEもSES群で有意に低率であった(7.1% vs 21.7%: P<0.01).2年後のイベント発生率は,SES群でTLRが有意に少なく,MACEも低率であるという傾向が継続して認められた.ステント血栓症の発症率は両群で差を認めなかった.【結論】ACS患者に対する緊急PCIにおいてSESは心血管イベントを有意に減少させ,その効果が留置後2年間も継続して認められた. |
全文PDF |
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Keyword: drug-eluting stent, acute coronary syndrome, percutaneous coronary intervention |
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Nomoto K, Tachibana E, Nagao K, and Hirayama A: Long-term outcomes after sirolimus-eluting stent implantation in patients with acute coronary syndrome
J Jpn Coron Assoc 2010; 16: 14-18 |
2009年5月27日受付,2009年9月8日受理 |
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