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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association


年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。

Vol.18 (2012)〜 Vol.17 (2011) Vol.16 (2010) Vol.15 (2009)
Vol.14 (2008) Vol.13 (2007) Vol.12 (2006) Vol.11 (2005)
Vol.10 (2004) Vol.9 (2003) Vol.8 (2002) Vol.7 (2001)
Vol.6 (2000) Vol.5 (1999) Vol.4 (1998) Vol.3 (1997)
Vol.2 (1996) Vol.1 (1995)

Vol. 16, 2010 /
●原著
急性冠症候群に対するシロリムス溶出性ステントの長期成績
野本 和幹1,立花 栄三1,長尾 建2,平山 篤志3
1 川口市立医療センター循環器科
2 駿河台日本大学病院循環器科
3 日本大学医学部内科学講座循環器内科部門

【目的】緊急PCIでDES留置を行ったACS患者の長期成績を検討すること.【方法】対象は緊急PCIを施行したACS患者,連続168例(SES 85例,BMS 83例)とし,8カ月後,2年後の心血管イベントについて検討した.【結果】使用したステントサイズはSES群で有意に小さく,ステント長は有意に長かった.8カ月後のTLRはSES群で有意に少なく(6.3% vs 16.9%: P<0.05),MACEもSES群で有意に低率であった(7.1% vs 21.7%: P<0.01).2年後のイベント発生率は,SES群でTLRが有意に少なく,MACEも低率であるという傾向が継続して認められた.ステント血栓症の発症率は両群で差を認めなかった.【結論】ACS患者に対する緊急PCIにおいてSESは心血管イベントを有意に減少させ,その効果が留置後2年間も継続して認められた.
全文PDF

Keyword: drug-eluting stent, acute coronary syndrome, percutaneous coronary intervention
 
Nomoto K, Tachibana E, Nagao K, and Hirayama A: Long-term outcomes after sirolimus-eluting stent implantation in patients with acute coronary syndrome
J Jpn Coron Assoc 2010; 16: 14-18
2009年5月27日受付,2009年9月8日受理

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