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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 16, 2010 / |
●原著 |
急性心筋梗塞症における再灌流時間短縮への取組み |
角口 美雪1,村本多江子1,本田 喬2,中尾 浩一2 |
1 済生会熊本病院看護部心臓血管センター集中治療室
2 同 心臓血管センター循環器科 |
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当院では再灌流時間短縮のため,平成16年6月よりクリニカルパス法により必要な業務を標準化し,ERから血管造影室(以後カテ室)への直接入室(以後直入)制度を開始した.本研究は,カテ室直入制度の運用状況を把握する目的で,STEMI症例(発症12時間以内)のうち,導入前の平成15年5月から平成16年4月の入院患者139例(pre群)と,上記制度導入後の平成16年8月から平成17年7月の入院患者143例(post群)について比較・検討した.結果,1)pre群CAG施行者129例中カテ室直入は3例,post群CAG施行者121例中カテ室直入は94例であった.2)カテ室直入例でER受診時を時間帯別にみると,日勤帯45例で再灌流までの平均時間71分,深夜・休日帯49例で80分であった.3)再灌流までの時間が90分以内の割合は,pre群では23%,post群では65%と増加していた.クリニカルパス法に基づき業務を標準化したことは,再灌流までの時間短縮に寄与した. |
全文PDF |
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Keyword: acute myocardial infarction, door to balloon time, clinical pathway method |
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Kadoguchi M, Muramoto T, Honda T, and Nakao K: Reducing door to balloon time with clinical pathway method in patients with acute myocardial infarction
J Jpn Coron Assoc 2010; 16: 19-22 |
2008年1月31日受付,2009年11月27日受理 |
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