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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 16, 2010 / |
●原著 |
DES移植後症例に対する冠動脈バイパス術の経験 |
湖東 慶樹1,土居 寿男1,古田 豪記2,山下 昭雄1,三崎 拓郎1 |
1 富山大学医学部第一外科
2 現 篠ノ井総合病院心臓血管外科 |
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Drug-eluting stent(DES)はその再狭窄率が低いという特徴を生かし,急速に普及してきている.一方,抗血小板剤の休薬に伴う,ステントの急性閉塞の問題点が指摘されている.今回,われわれはDES移植後に冠動脈バイパス術(CABG)を施行した症例を検討したので報告する.【対象】対象は2004年9月から2008年7月までに施行した単独CABG 267例の中で術前にDESを用いた経皮的冠動脈インターベンションを受けていた12例(4.5%)である.DES移植からCABGまでの期間は平均7.3カ月であり,再狭窄症例6例,他病変の進行が2例,新規病変の出現が4例であった.【結果】手術方法ではon-pump CABGが1例,off-pump CABGが11例で,平均バイパス本数は3.0±1.1本であった.早期成績では1例を術後第3病日にDESの急性閉塞にて失った.【結語】DES移植後6カ月以内のCABGにおいては,DESの急性閉塞を常に念頭において管理する必要があると考えられた. |
全文PDF |
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Keyword: coronary artery bypass grafting, drug-eluting stent, stent thrombosis, antiplatelet therapy |
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Kotoh K, Doi T, Furuta H, Yamashita A, and Misaki T: Coronary artery bypass grafting in patients after drug-eluting stents implantation
J Jpn Coron Assoc 2010; 16: 23-26 |
2009年6月30日受付,2009年10月3日受理 |
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