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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association


年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。

Vol.18 (2012)〜 Vol.17 (2011) Vol.16 (2010) Vol.15 (2009)
Vol.14 (2008) Vol.13 (2007) Vol.12 (2006) Vol.11 (2005)
Vol.10 (2004) Vol.9 (2003) Vol.8 (2002) Vol.7 (2001)
Vol.6 (2000) Vol.5 (1999) Vol.4 (1998) Vol.3 (1997)
Vol.2 (1996) Vol.1 (1995)

Vol. 16, 2010 /
●原著
冠動脈バイパス術を受ける患者の術前における QOLと身体活動
嶌田 理佳1,山本 志保2,白石 裕一3,夜久 均4
1 名古屋市立大学看護学部
2 京都府立医科大学附属病院リハビリテーション部
3 京都府立医科大学循環器科
4 京都府立医科大学心臓血管外科

冠動脈バイパス術を受けた患者の心臓リハビリテーション(以下,心リハ)プログラムをより効果的なものにするために,術後心リハに参加し,自己記入式調査への協力が得られた連続72症例を対象として,術前の患者の身体活動状況や生活の質(quality of life; QOL)を,「身体活動量質問紙」および「健康関連QOL質問票SF-36」を用いて調査した.SF-36の平均偏差得点は全項目で国民標準値と比較して低く,冠動脈バイパス術施術群(CABG群)35名と非CABG群37名に分け比較検討したところ,〔心の健康:MH〕のみCABG群が有意に高かった(<0.05).CABG群では冠危険因子の保有率が高いが,CABG群は非CABG群よりも運動習慣を有する割合が低く(31.4%:48.6%),運動に対して消極的な姿勢である傾向がみられた.こうしたことから,運動習慣の確立・継続には個別性のある指導の工夫や退院後フォローをうける医療機関との連携などが必要であることが示唆された.
全文PDF

Keyword: surgery, cardiac rehabilitation, exercise, quality of life
 
Shimada R, Yamamoto S, Shiraishi H, Doi K, and Yaku H: Assessment of physical activity and quality of life in patients before coronary arterial bypass grafting
J Jpn Coron Assoc 2010; 16: 40-46
2008年11月25日受付,2009年11月12日受理

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