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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 16, 2010 / |
●症例報告 |
エキシマレーザー冠動脈形成術併用でsirolimus-eluting stentを留置した
慢性完全閉塞3例の遠隔期成績 |
房崎 哲也1,伊藤 智範1,肥田 龍彦1,菅原 正麿1,松井 宏樹1,
木村 琢己1,折居 誠1,中村 元行1,光藤 和明2 |
1 岩手医科大学内科学講座循環器・腎・内分泌内科分野循環器医療センター
2 倉敷中央病院循環器内科心臓病センター |
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エキシマレーザー冠動脈形成術(ELCA)を併用しsirolimus-eluting stent(SES)を留置した慢性完全閉塞(CTO)症例の慢性期成績の報告は少ない.今回,当センターでELCAを併用しSESを留置したCTO 3症例に対し,慢性期の冠動脈造影(CAG)を実施し,病変部位の形態を検討したので報告する.症例1:左前下行枝CTO例.ELCAで病変通過に成功し,SESを留置.1年後のCAGで再狭窄なし.症例2:左回旋枝CTO例.ELCAで病変通過に成功後,SESをオーバーラップし2本留置.1年後のCAGで再狭窄なし.症例3:右冠動脈CTO例.ELCAで病変通過に成功後,オーバーラップしSES 3本を留置.1年後にCAG,血管内超音波検査(IVUS)および光干渉断層装置(OCT)を実施.再狭窄はないものの,IVUSおよびOCTでは薄い新生内膜を認め,一部多層性低輝度組織の形成を認めた.今回CTO病変に対し,ELCAを併用してSESを留置した3症例の1年後の慢性期成績は良好であった.適応病変を選択した上でのELCA併用のPCIは有用であると思われた. |
全文PDF |
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Keyword: chronic total occlusion, Excimer laser catheter ablation, sirolimus-eluting stent |
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Fusazaki T, Itoh T, Koeda T, Sugawara S, Matsui H, Kimura T, Orii M, Nakamura M, and Mitsudo K: Long term results of 3 chronic total occlusion cases after sirolimus-eluting stent implantation using Excimer laser catheter ablation
J Jpn Coron Assoc 2010; 16: 47-53 |
2009年6月8日受付,2009年10月20日受理 |
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