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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 16, 2010 / |
●原著 |
閉塞性動脈硬化症における術前の冠動脈病変スクリーニングの有用性 |
立石 渉,中野 清治,浅野 竜太 |
東京女子医科大学東医療センター心臓血管外科 |
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閉塞性動脈硬化症の冠動脈病変スクリーニングの現状を把握し,今後の術前スクリーニング方法の確立を目的とした.下肢血行再建術78例(70±9歳,男64/女14)に対しスクリーニング方法,冠動脈病変合併率,部位,冠血行再建方法,周術期合併症,リスク因子と冠動脈病変合併の関連を検討した.CAG 56例,MDCT 22例施行し44例(56%)に冠動脈病変を認めた.13例は術前に冠血行再建施行,同時手術3例,術後にPCI 10例施行した.18例は内服治療を開始あるいは強化した.また,TASC分類重症度と壁運動異常の有無が有意に冠動脈病変を合併するリスクが高い因子であった.周術期の冠動脈イベントは1例もなかった.冠動脈病変合併率が高く,周術期・術後の管理を要するため,信頼度の高いスクリーニングが必要と考え,MDCT,心筋シンチグラフィ,CAGを施行するアルゴリズムを作成した. |
全文PDF |
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Keyword: peripheral arterial disease, coronary artery disease, coronary angiography (CAG), multidetector computed tomography (MDCT), myocardial perfusion scintigraphy |
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Tatsuishi W, Nakano K, and Asano R: Usefulness of preoperative coronary artery disease screening for patients of peripheral arterial disease.
J Jpn Coron Assoc 2010; 16: 133-138 |
2009年6月27日受付,2010年1月13日受理 |
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