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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 16, 2010 / |
●原著 |
Off-pump CABGにおける中枢側自動吻合機(PAS-Port system)の使用経験とその検討 |
山本 宜孝,牛島 輝明,池田知歌子,渡邊 剛 |
東京医科大学病院心臓外科 |
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【目的】PAS-Port system(Cardica Inc, Redwood City, CA)の使用により,大動脈にside clampをかけることなくグラフトの中枢側吻合が可能となった.今回当科におけるPAS-Port systemの使用経験とその成績を報告する.【対象と方法】2005年9月から2008年8月までの間に当科において行われた単独心拍動下冠動脈バイパス術においてPAS-Port systemを使用した106例(平均年齢67.2歳,男性85例,女性21例)について検討した.【結果】68例に対して退院前に冠動脈造影を施行した結果,グラフト開存率は95.8%であった.またPAS-Port systemに関連する脳梗塞などの合併症は認めなかった.【結語】Side clamp使用による合併症を回避し,迅速な中枢側吻合を可能にしたPAS-Port systemは早期開存率にも優れ,低侵襲CABGを行ううえで有効なデバイスであると考えられた. |
全文PDF |
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Keyword: coronary artery bypass graft surgery, anastomotic device |
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Yamamoto Y, Ushijima T, Ikeda C, and Watanabe G: Initial evaluation of PAS-Port proximal anastomotic device in off-pump coronary artery bypass surgery.
J Jpn Coron Assoc 2010; 16: 139-141 |
2009年6月30日受付,2009年12月7日受理 |
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