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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 16, 2010 / |
●短報告 |
高齢者冠動脈バイパス術後心臓リハビリテーションの検討:
病病連携による心臓リハビリテーションの実際 |
吉武 勇1,2,関野 久邦2,秦 光賢1,2,瀬在 明1,2,新野 哲也1,2,志村 一馬1,2,南 和友2 |
1 日本大学医学部外科学系心臓血管外科学分野
2 関野病院心臓血管外科,リハビリテーション科 |
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【目的】高齢者冠動脈バイパス術後心臓リハビリテーション(CR)の実際および効果につき検討した.【方法】2003年1月〜2008年8月における70歳以上の高齢者冠動脈バイパス術後CR症例17例(男性16例,平均年齢73±3.0歳)を対象とし,心肺運動負荷試験(CPX),足関節上腕血圧比(ABI),上腕−足首脈波伝播速度(baPWV),脳性ナトリウム利尿ペプチド(brain natriuretic peptide; BNP)値を解析した.【結果】全CR中クリニカルパス逸脱例は認めなかった.CPX中の最大負荷強度は85.5±19.2 W,最高酸素摂取量は12.6±2.0 ml/kg/min,最大負荷時の心拍数,呼吸数,分時換気量は安静時の1.40±0.19,1.43±0.25,3.52±0.97倍であり運動中の過剰換気が抑制された.ABI(rt./lt.),baPWV(rt./lt.)は1.07±0.12/1.00±0.13,1735.4±314.7/ 1705.6±254.8であった.CR前後におけるBNP値(pg/ml)の平均は228.0±217.2,111.7±132.6であった.【結論】高齢者においても安全なCRが可能であり,運動耐容能および生活の質(QOL)を改善し早期社会復帰を促進した. |
全文PDF |
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Keyword: cardiac rehabilitation, coronary artery bypass graft, cardiopulmonary exercise test, Peak VO2, brachial-ankle pulse wave velocity |
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Yoshitake I, Sekino H, Hata M, Sezai A, Niino T, Shimura K, and Minami K: Cardiac rehabilitation after coronary artery bypass grafting in elderly patient: successful association with cooperated hospital.
J Jpn Coron Assoc 2010; 16: 146-150 |
2009年5月21日受付,2010年2月4日受理 |
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