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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 16, 2010 / |
●症例報告 |
プラーク性状評価に難渋した1例: 各種モダリティーを用いた観察 |
船田 竜一,及川 裕二,矢嶋 純二,松野 俊介,永島 和幸,桐ヶ谷 肇,相澤 忠範 |
心臓血管研究所付属病院 |
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症例は70歳代の男性.冠動脈造影検査にてLAD(#7)に造影遅延を伴う99%狭窄病変を認めた.40 MHzのIVUSでは,病変はリモデリングした180度以上にわたるattenuationを伴う偏心性の不安定プラークであり,slow flow/no reflowの可能性が高いことが予想された.しかし,20 MHzのIVUSではattenuationは認めず,IVUS-VHで解析を行ったところ,fibrous主体の病変であり,各種IVUS間の相違を認めた.また,血管内視鏡でも淡黄色(Grade 1)に相当するものであり,安定プラークであると考えられた.そこで,治療は末梢保護デバイスを用いず,DCAを用いてデバルキングを行った後にステントを留置した.手技中の合併症は認めなかった.各種モダリティーを用いて病変観察を行った1例を経験したので報告する. |
全文PDF |
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Keyword: intravascular ultrasound (IVUS), virtual histology (IVUS-VH), angioscopy, directional coronary atherectomy (DCA) |
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Funada R, Oikawa Y, Yajima J, Matsuno S, Nagashima K, Kirigaya H, and Aizawa T: The challenging case of the identification plaque characterization using various modality analysis: A case report.
J Jpn Coron Assoc 2010; 16: 151-155 |
2009年3月9日受付,2010年2月25日受理 |
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