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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 17, 2011 / |
●原著 |
LMT,多枝病変を有する緊急冠動脈バイパス術遠隔成績からの検討
—術中・術後薬物治療の重要性— |
瀬在 明1,南 和友1,秦 光賢1,新野 哲也1,吉武 勇1,
宇野澤 聡1,和久井 真司1,高坂 彩子1,村上 朝彦1,
塩野 元美1,高山 忠輝2,平山 篤志2 |
1 日本大学医学部外科学系心臓血管・呼吸器・総合外科分野
2 同内科学系循環器内科分野 |
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【目的】ACSに対する緊急CABGについて早期成績だけでなく,遠隔成績についても検討した.【方法】ACSで緊急CABGを行った230例を術前,術中,術後因子から術後早期,遠隔期における危険因子を検討した.【結果】多変量解析による早期死亡の危険因子は,CPKーMB 100 U/l以上,VABであった.多変量解析による遠隔期心事故の危険因子は,女性,アルドステロンブロッカーの非使用,術後3カ月のBNP>200 pg/ml,術後3カ月のアルドステロン値>100 pg/mlであった.術中からのhANP非使用,術後ARBは単変量解析で危険因子とされた.【結語】術中のhANP,術後のアルドステロンブロッカー,ARBの使用はレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系をコントロールすることで左室リモデリング抑制,心機能改善効果が期待され,遠隔成績の改善を良好にしうると考えられた. |
全文PDF |
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Keyword: acute coronary syndrome, coronary artery bypass grafting, human atrial natriuretic peptide, aldsterone |
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Sezai A, Minami K, Hata M, Niino T, Yoshitake I, Unosawa S, Wakui S, Takasaka A, Murakami T, Shiono M, Takayama T, and Hirayama A: Long-term results of emergency coronary artery bypass grafting with LMT and/or multi-vessel disease: Importance of intra and postoperative cardiac medical therapy.
J Jpn Coron Assoc 2011; 17: 1-7 |
2010年3月26日受付,2010年5月28日受理 |
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