|
|
日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
|
年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
|
|
Vol. 17, 2011 / |
●症例報告 |
総腸骨動脈狭窄に対し経皮的血管形成術施行後に
大動脈バルーンパンピング留置した冠動脈バイパス術の1例 |
岡田 修一1,金子 達夫1,江連 雅彦1,佐藤 泰史1,長谷川 豊1,大島 茂2,河口 廉2 |
1 群馬県立心臓血管センター心臓血管外科
2 同循環器内科 |
|
症例は74歳男性.1960年に交通事故で右下肢を切断した.2009年7月に胸痛を主訴に前医受診し冠動脈造影検査(CAG)で左冠動脈主幹部(LMT)の完全閉塞による急性心筋梗塞(AMI)の診断となった.右鼠径部からの大動脈バルーンパンピング(IABP)挿入は困難であった.左外腸骨動脈には90%の有意狭窄を認めたが,経皮的血管形成術(PTA)を施行してIABPを挿入し,当院に緊急搬送となった.CPK値が低下したAMI発症3日後に冠動脈バイパス術(CABG)を施行した.術後は集中治療室(ICU)に入室し,術後1日目に人工呼吸器とIABPを離脱できた.術後4日目にICUを退室して,術後11日目に前医に軽快転院となった.LMT完全閉塞のAMIに対して,PTA施行により大腿動脈からのIABP挿入が可能になり,その後CABGを施行し良好な結果を得ることができた. |
全文PDF |
|
Keyword: PTA, IABP, CABG |
|
|
Okada S, Kaneko T, Ezure M, Sato Y, Hasegawa Y, Oshima S, and Kawaguchi R: Coronary artery bypass grafting following percutaneous angioplasty and intra-aortic balloon pumping insertion in a patient with severe peripheral vascular disease.
J Jpn Coron Assoc 2011; 17: 16-18 |
2010年2月4日受付,2010年9月14日受理 |
|
≪ Vol.18以降〜最新号 ≪ Vol.17目次へ ≪ サイトTOPページへ |
|
|