|
|
日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
|
年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
|
|
| Vol. 17, 2011 / |
| ●原著 |
| 冠動脈バイパス再手術例の早期成績 |
| 三重野 繁敏，近藤 敬一郎，小澤 英樹，大門 雅広，禹 英喜，勝間田 敬弘 |
| 大阪医科大学附属病院心臓血管外科 |
|
| 【背景】最近10年間の再冠動脈バイパス手術(再CABG)例の早期手術成績を後ろ向きに評価し，その特徴を明らかにした．【方法と結果】1998年から2007年の間に再CABGを行った20例を対象とした．体外循環を用いた冠動脈バイパス術(C-CABG)15，心拍動下冠動脈バイパス術(OPCAB)5例であった．左前下行枝(LAD)，右冠動脈いずれか1枝への血行再建はOPCABで行われた．LAD 1枝病変であっても，強度癒着，心筋内走行のため2例にC-CABGを行った．回旋枝領域への血行再建例では1例を除き，C-CABGが行われた．再胸骨正中切開が19例(95%)で選択され，横隔膜経由胃大網動脈−右冠動脈バイパスをOPCABで1例に行った．緊急体外循環使用，病院死亡例は認めなかった．【結語】人工心肺使用の有無を的確に判断することにより，安全に再CABGを行うことができた．特徴として，LAD，右冠動脈へのいずれか1枝の冠血行再建はOPCABが選択され，回旋枝の冠血行再建を必要とする症例では体外循環が使用される傾向にあった． |
| 全文PDF |
|
| Keyword： reoperation, coronary artery bypass grafting, off pump |
| |
|
Mieno S, Kondo K, Ozawa H, Daimon M, Woo E, and Katsumata T: Early surgical results of re-do coronary artery bypass grafting for the decade.
J Jpn Coron Assoc 2011; 17: 79-83 |
| 2009年10月26日受付，2011年1月27日受理 |
|
| ≪ Vol.18以降〜最新号 ≪ Vol.17目次へ ≪ サイトTOPページへ |
| |
| |
