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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 17, 2011 / |
●原著 |
オフポンプ冠動脈バイパス手術術前の推定糸球体瀘過量(eGFR)は
遠隔期予後の指標となりうるか |
山下 重幸1,湖東 慶樹1,古田 豪記2,山下 昭雄1,三崎 拓郎1 |
1 富山大学医学部第一外科
2 篠ノ井総合病院心臓血管外科 |
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今回われわれは推定糸球体瀘過量(eGFR)が単独オフポンプ冠動脈バイパス手術(OPCAB)術後の遠隔期予後の指標になりうるか否か,統計学的検討を行った.対象は富山大学附属病院で施行した単独OPCAB症例中,遠隔期予後調査が可能であった482例である.これらをeGFRによりNormal群(90 ml/min/1.73 m2以上),Mild群(60–89 ml/min/1.73 m2),Moderate群(30–59 ml/min/1.73 m2),Severe群(29 ml/min/1.73 m2以下)の4群に分類し,全生存率,心臓死回避率,およびMACE回避率を群間で比較した.全生存率はeGFRの低い群ほど生存率が低く,各群間で有意差をみとめた. eGFRは心臓死に対する独立した危険因子としては確認されず,eGFR低値に蛋白尿(2度以上)を伴ったときのみ危険因子として確認された. |
全文PDF |
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Keyword: off-pump CABG, eGFR, CKD |
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Yamashita S, Kotoh K, Furuta H, Yamashita A, and Misaki T: Relation between estimated glomerular filtration rate and outcomes after isolated off-pump coronary artery bypass grafting
J Jpn Coron Assoc 2011; 17: 170-174 |
2010年7月2日受付,2011年4月6日受理 |
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