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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association


年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。

Vol.18 (2012)〜 Vol.17 (2011) Vol.16 (2010) Vol.15 (2009)
Vol.14 (2008) Vol.13 (2007) Vol.12 (2006) Vol.11 (2005)
Vol.10 (2004) Vol.9 (2003) Vol.8 (2002) Vol.7 (2001)
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Vol.2 (1996) Vol.1 (1995)

Vol. 17, 2011 /
●原著
高齢者(80歳以上)における両側内胸動脈を中心とした
全動脈グラフトによるoff-pump CABG
山内 昭彦,樋上 哲哉
札幌医科大学外科学第2 講座

2007年1月より2010年1月までに当施設で行った単独冠動脈バイパス症例は107例で全例OPCABを選択し完遂した.80歳以上の高齢者は14例(81–88歳)であり80歳未満の93症例と比較検討した.術前状態,冠動脈病変において両群間に有意差はみとめなかった.全例でOPCABを完遂し,on-pumpへの移行はなかった(平均バイパス本数:80歳未満例3.5±0.8本,80歳以上例3.1±1.0本,p=n.s.).80歳以上例においても80歳未満症例同様に両側ITA(LITA 100%,RITA 85.7%)およびGEAを使用した total arterial bypassを施行(完遂率100%)した.術後LOS,脳神経合併症,病院死亡は0であった.80歳以上の高齢者においても両側ITAを中心とした全動脈グラフトによるOPCABは安全かつ有用な手法と考えられた.
全文PDF

Keyword: octogenarian, OPCAB, bilateral ITA, total arterial bypass
 
Akihiko Yamauchi and Tetsuya Higami: Off-pump CABG using bilateral ITA in octogenarians
J Jpn Coron Assoc 2011; 17: 180-184
2011年1月11日受付,2011年6月22日受理

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