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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 17, 2011 / |
●原著 |
早期の腎臓病病期におけるaugmentation indexの臨床的意義 |
櫃本 孝志 |
医療法人さくら ひつもと内科循環器科医院 |
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【目的】早期の腎臓病病期におけるaugmentation index(AIx)の臨床的意義について検討を行った.【対象と方法】心血管病の既往がない早期の腎臓病病期に該当する184名を対象とした.橈骨動脈におけるAIxと腎機能指標,炎症(高感度CRP濃度),酸化ストレス(尿中8-イソプロスタン濃度)との関係を評価した.【結果】AIxと推定糸球体濾過量および尿中アルブミン排泄量との間には有意な関係をみとめた.一方, AIxは高感度CRP濃度および尿中8-イソプロスタン濃度とも有意な相関関係をみとめ,さらに重回帰分析の結果,尿中アルブミン排泄量,高感度CRP 濃度,尿中8-イソプロスタン濃度は従属変数であるAIxに対する独立した寄与因子として選択された.【結論】AIxが早期の腎臓病病期における重要な心血管病発症危険因子になりうる可能性が示唆された. |
全文PDF |
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Keyword: augmentation index, kidney disease, urinary albumin concentrations, inflammation, oxidative stress |
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Hitsumoto T: Clinical significance of augmentation index in early stage kidney disease.
J Jpn Coron Assoc 2011; 17: 185-190 |
2011年3月24日受付,2011年7月5日受理 |
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