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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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Vol. 17, 2011 / |
●原著 |
虚血性心筋症に対する外科治療の遠隔期成績: 複合同時手術に関する検討 |
石川 進,禰屋 和雄,阿部 馨子,久川 聡,下川 智樹,原田 忠宣,上田 恵介 |
帝京大学心臓血管外科*東京都立墨東病院胸部心臓血管外科 |
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【目的】虚血性心筋症(ICM)に対する僧帽弁形成術(MVP)と左室縮小形成術(SVR)の治療成績を検討した.【対象と方法】対象はICM64症例(平均68歳)で,MVPを51例,SVRを34例,両者を21例で行った.MVPには2004年以降独自の乳頭筋Sandwich形成法(前尖,後尖の腱索付着部をマットレス固定する術式)を用いた.【結果】1)MVP:術後早期・遠隔期のMR残存は,従来法と比べてSandwich法で有意に少なかった.2)SVR:初期のDor手術で13例中4例(31%)が在院死亡となったが,縮小部位に応じた術式選択により死亡率は5%に減少した. 術式別死亡率はDor手術17% ,Batista手術14%,overlap法0%であった.遠隔期にはDor手術の3例が死亡した.【結語】虚血性MRには乳頭筋Sandwich形成法が有用で,SVRでは縮小部位に応じて術式を選択する. |
全文PDF |
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Keyword: ischemic cardiomyopathy, mitral vlalve plasy, surgical ventricular restoration, combined surgery, papillary muscle sandwich plasty |
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Ishikawa S, Neya K, Abe K, Kugawa S, Shimokawa T, Harada T, and Ueda K: Follow-up results of combined surgery for ischemic cardiomyopathy.
J Jpn Coron Assoc 2011; 17: 191-195 |
2009年10月9日受付,2010年11月18日受理 |
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