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日本冠疾患学会雑誌 Journal of The Japsanese Coronary Association |
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年4回発行される学会雑誌の目次が掲載されています。Vol.11以降はPDFで全文をご覧いただけます。 |
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| Vol. 15, 2009 / |
| ●原著 |
| 大伏在静脈グラフト近位自動吻合器 PAS-Port systemのピットホール |
| 飯田 浩司 |
| 成田赤十字病院心臓血管外科 |
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| オフポンプ冠状動脈バイパス術における大伏在静脈（SVG）と大動脈の自動吻合装置であるPAS-Port systemは手術時間の短縮，塞栓症の予防などの効果が期待され，良好な短期開存性が得られているが，以下のような自動吻合に起因する危険を経験した．(1)細く脆弱なSVGが装着時に引き伸ばされて損傷する．(2)装置本体をロックしたままでダイアルを回転させると大動脈を傷つけ装置が破損してSVGが内部に取り残される．(3)大動脈外側に広がるouter flangeとそれを広げるouter flange discardが切り離せないことがあった．(4)吻合後にガーゼの繊維などがouter flangeに引っ掛かると折り返しが伸びて大動脈外壁から浮きあがる．(5)大動脈に垂直に吻合されるため，SVGが屈曲して閉塞しないように吻合の位置，長さ，捻じれ，走行に注意が必要である．(6)太いSVGを使用するため流速が遅く慢性期の閉塞が危惧される．PAS-Port systemは有用な装置であるがその仕組みを理解して使用することが必要と考える． |
| 全文PDF |
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| Keyword： off-pump coronary artery bypass |
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Iida H: Pitfall on using PAS-Port proximal connector device
J Jpn Coron Assoc 2009; 15: 122-125 |
| 2008年6月27日受付，2009年1月19日受理 |
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